2023年の国岡の米

8月 稲刈り

お盆を過ぎてからも記録的な暑さが続く北海道。蘭越町でも史上最高の35.4度を記録。8月の平均気温も25.4度(毎日の平均気温の平均値)となり、これまでの記録を一気に1.7度も更新しています。

そんな猛暑日や真夏日が続く中、稲たちはたくましく、ぐんぐん育ち、「国岡の米」ではこの最高記録をつけた8月23日から稲刈りが始まりました。例年よりも大幅に早いスタートです。

稲刈り最終日のこの日の最高気温も32.7度。とても暑いですが、金色に頭を垂れる稲穂たちに、赤とんぼに、うろこ雲…。すっかり秋になった景色の中、今年もおいしい新米ができあがっています。

8月 夏

例年よりも厳しく暑い日が続いている猛暑の北海道。田んぼでは白い稲の花も咲き終わり、頭を垂れ始めてすくすくと育っています。一部の田んぼは来季に向けた整備が進む中、今年の稲刈りスタートまでもうすぐです。

尻別川について

国岡の米では農業用水として尻別川(しりべつがわ)の水を利用しています。とても流量の多い一級河川で、支笏湖の西側にあるフレ岳(標高1,046m)を水源に、全長126kmの旅を経て蘭越町で日本海へと流れています。

尻別川の流れ
尻別川の流域図
尻別川の流域(北海道開発局のサイトより

秒間の流水量は日本河川協会の2002年のデータによれば、

年平均流量68.41 m3/秒
渇水流量
(1年のうち、355日がこの水量を下回らない量)
25.35 m3/秒
尻別川の流水量(名駒観測所)

となっており、非常に水量の豊かな川であることがわかります。

ちなみに、蘭越町の蒸気が噴出している掘削現場付近に流出したとされる約1万リットルは10m3ですから、渇水流量の0.5秒分の流量にも満たないもので、蘭越町の測定でも全く問題は検出されておりません。

▽ 蘭越町内農業用水の安全性について(蘭越町のサイトより)
https://www.town.rankoshi.hokkaido.jp/administration/news/detail.html?news=547